パリ日記も書き続け、3年程たった。
これだけ読んでいるとフランスで遊んでばかり(!)と思われそうですが…ちゃんと働いています!
一応。…自信ないですが。

そんな中、美術館は忙しくても必ず行く場所。
なぜなら、アートとファッションが連動していることがパリでは多いから。
今回もジュ・ド・ポウムにピエール・エ・ジルの作品展を、
服飾美術館にゴルチェが担当したバレエの衣装を見に行った。
皆様も御承知の通り、男性同士のカップルであり作品である写真の共同制作者であるピエールとジル。
すでにジュ・ド・ポウムの入り口には、キュートな二人の宇宙服姿が!!か、可愛いすぎ!

展覧会はキラキラキティちゃんから、ギリシャ神話を思わせるものまで様々…で本当に楽しめた。
なかには、ふたりの結婚写真やお互いがどこかの国のプレジデントになりすましているものもあり、
とても微笑ましい。(そしてなぜか唯一の日本人の作品はど派手な新庄の侍姿だった。)

いつもはミニマルでシックな館内も、なぜかハートやピエールとジルの似顔絵で彩られ、
ラブラブ・ハッピーな雰囲気でいっぱい。ここのキュレータ−の方にお会いしたいくらい素敵なセンス!
お客さまもオシャレなゲイ・カップルの方々も多くて、真剣に見てらっしゃいました…

目に星がいっぱい浮かんだファンタジーな世界の素敵な展覧会。
一生、ふたりは乙女な気持ちなのかしら…!(でも男性!)






Page37(文・写真/ K. Tadano )   





BACK


Copyright (C) FORTUNA. All Rights Reserved.