普通の人が見逃していることに気付くひと。
道ばたの小さな「何か」発見したり、
ちょっとした楽しくなる「工夫」をするひと。
そういうひとが好きです。


竹林。
でも京都じゃなくて、ここれっきとしたパリ。

ここはGare de Lyonの近くのプロムナード。
近くに住むお友達に連れて行ってもらった。
日曜日の長いランチの食後の散歩。

ずーっと続く散歩道には場面によって植えてある植物が違う。
バラがちょっと続いたかと思うと、
今度はラベンダー。そして竹林。
数々のテーマで植えられていて楽しい。

とっても見晴らしも良いこの公園。
なぜかというと…
ビルの屋上に作られた公園だから!

普段は煙突か、ただの空き地になってる屋上を、
フランスの人は素敵な散歩道にしていました!
ゆっくり歩くと一時間くらいかかる程長い屋上。

「おもしろーい!」と空中公園を歩くと、
いろんな建物が目に入ってくる。

ドイツ風なアパルトマンや、コルビジュエ風なモダンな建物、リヨン駅、
なぜか裸体の男性の彫刻がびっしり並んだ警察署などなど…。

こんな風に空いた空間を、
沢山の人々が楽しめる「庭」にするなんて
なんて素敵なんだろう…!と
本当に感心しました。

日曜日の午後。
ジョギングするひと、本を読むひと、
私達のような散歩のひと。
思い思いに楽しんでいるのを見て
ちょっと感激。


すべては…考え方、工夫しだいで
人生は何倍も楽しくなるかもしれませんね。




Page49(文・写真/ K. Tadano )   





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