ブローニュの森。
ここはパリ16区の高級住宅街に隣接する森で、木と水で造られた景観がとても美しいところ。
かつて王族の狩猟場所として存在したこの森はナポレオン3世の時代に市民の憩いの場として整備され、
いまでは様々な人々が集い、散歩をしたりボール遊びをしたり、子供たちがかけっこをしたりと、のどかな風景が広がる場所となった。
またこの森には以外に生き物が多くいて、木々の色がやさしく映りこんだ池には鴨の赤ちゃんが泳いでいた。
列になって必死に泳ぐ姿はたまらない。そうかと思えば突然目の前に野生のクジャクが現れる!
この森には孔雀がたくさん住んでおり、鮮やかなドレスをまとった孔雀の存在は森に遊びに来た人々の猫をおびやかしていた。
逃げる猫の様子をみてまた笑った。
素敵と思う瞬間もあれば、吹き出しそうになったりと、ブローニュの森には楽しさがいっぱい。



Page8(文・写真/ K. Tadano )



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